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第 55 回 人権理事会におけるWHO事務局長スピーチ

《テドロス DG 発言要旨》

  • 1948年 4月、世界各国は「人種、宗教、政治的信条、経済的、社会的条件の区別なく、健康が人権であることを国際法上初めて確認した文書」である『世界保健機関憲章』を採択した。その 8 ヵ月後、世界各国は『世界人権宣言』を採択し、すべての人が、病気や障害の際の医療や保障を含め、健康とウエルビーイングのために十分な生活水準を確保する権利を有することを確認した。
  • しかし、それから 4 分の 3 世紀が経った今もなお、この権利は多くの人々にとって実現されていない。
  • 2019年に発表された国連障害者インクルージョン戦略 (UNDIS : UN Disability Inclusion Strategy) の実施は、WHO の「変革」にとって不可欠な要素となっている。 WHO は、UNDIS の 4 つの中核分野、すなわちリーダーシップ、戦略的計画と管理、インクルーシブネス、プログラミング、組織文化のそれぞれにおいて、行動を起こすことを約束する。
  • 基本的に、障害を別の種類の能力として見るという考え方への変化が必要。私たちは障害者に優しい医療制度とサービスを設計し、提供するための政治的関与を必要とし、特に低所得国において、これらのシステムやサービスを実装するためにリソースを動員する必要がある。

そして重要なことは、障害者をこの取り組みの中心に据えること。それが正しいことだからというだけではなく、それが賢明な行為だからというだけではない。健康はすべての人にとっての人権だからだ。

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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