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2024年「世界シャーガス病デー」: 早期診断と生涯ケアを推進

4月14日は、第 5 回 世界シャーガス病デーです。 2024年のテーマは、早期診断と生涯ケアに焦点を当て、シャーガス病に対する人々の認識を高め、早期診断と包括的なフォローアップ ・ ケアの取り組みに対するより大きな支援と資金の確保です。

世界保健機関 (WHO) によると、シャーガス病を引き起こす寄生虫であるクルーズトリパノソーマ (Trypanosoma cruzi) には、少なくとも 7,500 万人が感染のリスクにさらされており、年間発症数は約 3 ~ 4 万件と推定され、すでに感染している人は世界で推定 600 万~ 700 万人で、年に 12,000 人が死亡しています。

シャーガス病は、感染後すぐに治療を行えば完治するので、早期発見が重要です。 診断が遅れたた場合は生命を脅かす状態に変化する可能性があり、生涯にわたる十分なケアが不可欠です。 しかし、多くの国では発見率が低く (10 % 未満、多くの場合 1 % 未満) 、この病気に罹患している人々は、診断や適切な医療を受けるための大きな障壁にしばしば遭遇しまが、この病気の発見、治療、モニタリングは、ほとんどの場合プライマリーヘルスケアレベルで行うことができます。

世界シャーガス病デー 2024 は、早期診断と生涯にわたるケアの重要性を強調し、確定症例に対する診断と治療を含む包括的なアプローチを提唱しています。

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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