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患者に優しく有望な「内臓リーシュマニア症」の経口薬がエチオピアで第 II 相臨床試験に移行

カラアザールとしても知られる内臓リーシュマニア症は、マラリアに次いで世界で最も致死率の高い寄生虫症で、全世界で 10 億人が危険にさらされており、現在、東アフリカの患者数が最も多くなっています。 現在、アフリカでの内臓リーシュマニア症治療は、病院で 17 日間にわたる痛みを伴う注射が毎日必要で、まれではあるが心臓、肝臓、膵臓などに生命を脅かす副作用が現れる可能性もある治療法です。

内臓リーシュマニア症の治療のため、エチオピアで研究されている LXE408 と呼ばれる新しいモレキュールは、経口錠剤の形で投与でき、革新的な非営利研究組織である DNDi (顧みられない病気の新薬開発イニシアチブ : Drugs for Neglected Diseases initiative) とそのパートナーにより、今までより安全、簡便で、患者にやさしい経口薬の治験トライアルが第 II 相に入りました。

DNDi とノバルティス社は、LXE408 を共同開発するため、2020年初頭に提携およびライセンス契約を開始しました。 ノバルティスは、前臨床試験と第I相試験の完了を担当し、化学物質の製造と管理を担当し、規制当局への申請を推進し、試験結果が良好で新治療薬の上市が承認された場合、流行国でのアクセスを最大化することに重点を置き、世界中で手頃な価格で本薬を配布することを約束しています。

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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