WHO最新ニュース

50 年間の予防接種の取り組み : 1 億 5,400 万人の命を救う

Lancet 誌に掲載された画期的な研究において、世界的な予防接種の取り組みにより、過去 50 年間で推定 1 億 5,400 万人、つまり毎年 1 分間に 6 人の命が救われたことが明らかになりました。 救われた命の大部分、1 億 100 万人は乳幼児の命です。

2024年 5月に実施される予防接種拡大計画 (EPI : Expanded Programme on Immunization) 50 周年に先立ち発表されたこの研究は、過去 50 年間における同プログラムの世界的 ・ 地域的な健康への影響に関する最も包括的な分析で、世界保健機関 (WHO) が主導したこの研究は、予防接種が、赤ちゃんが最初の誕生日を迎えるだけでなく、大人になるまで健康な生活を送り続けるために、あらゆる健康介入の中で唯一最大の貢献をしていることを示しています。 本研究では、麻疹の予防接種が乳児死亡率の減少に最も大きな影響を与え、予防接種によって救われた命の 60 % を占めました。 このワクチンは、今後も死亡予防に最も貢献するワクチンであり続けるでしょう。

EPI の次の 50 年は、ワクチン接種を受けられない子どもたちだけでなく、祖父母をインフルエンザから、母親を破傷風から、青少年を HPV から、そしてすべての人を結核やその他多くの感染症から守ることが必要です。

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

WHOインターンシップ支援
メールマガジン登録

刊行物(目で見るWHO)
賛助会員募集中