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UHC 2030 : 2024 – 2027 戦略的枠組み

持続可能な開発目標 (SDGs) の2030年目標の中間点において、ユニバーサル ・ ヘルス ・ カバレッジ (UHC) の達成に向けた進捗は当初想定した軌道から外れています。 最新のデータによると、世界人口の半数以上にあたる少なくとも 45 億人が、必要不可欠な健康サービスを十分に受けていません。 また、20 億人が医療費の自己負担のために経済的困難を経験しています。 特に中低所得国に住む、社会的弱者や社会から疎外された状況にある人々が、最も深刻な影響を受けています。

UHC 2030 の 2024 – 2027 年戦略的枠組みは、2027年の UHC に関する次回の国連ハイレベル会合に向けて、また SDGs の2030年のマイルストーンに向けて、UHC 2030 がどのように活動し、どのような価値を付加していくかを示し、2024年から2027年までにたどる変化に向けた 3 つの道筋で構成されています。

  1. アドボカシー (UHC を推進するための政治的、経済的、社会的機関による決定に影響を与えること)、
  1. アカウンタビリティ (UHCのための行動、決定、政策、プログラムを促進するための公約の実施を追跡すること) 、
  1. アラインメント (ステークホルダーを招集し、情報交換を行い、国家計画とのアラインメントと、保健システム強化のための国家構造内での取り組みの重要性を高めること)

この戦略的枠組みは、UHC 2030 のすべての構成員が参加する包括的な協議プロセスを経て策定されました。

(備考) UHC 2030 (2030年の UHC 達成に向けた国際保健パートナーシップ : UHC の推進 ・ 啓発 ・ 説明責任 ・ 知見共有を目的としたパートナーシップ。 WHO、世界銀行 (WB) 、経済協力開発機構 (OECD) が共同でホストする形で2016年に設立。

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください

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