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世界喘息デー : WHOは喘息とともに生きる人々に力を与える教育の充実を呼びかけ

喘息教育は、世界中で喘息を抱えて暮らす人々の生活を改善するための重要なツールです。

喘息は、子どもから大人まで罹患する慢性呼吸器疾患です。 世界中で 2 億 5,000 万人以上が喘息を抱えて暮らしており、2019 年には喘息により推定 45 万 5,000 人が死亡しています。 喘息による早期死亡のほとんどは低中所得国 (LMIC) で発生しており、そこでは過少診断と過小治療が一般的です。

喘息と共存することは難しいことですが、教育により、喘息を抱えて暮らす人々とその家族の症状への理解が深まり、喘息の治療を管理できるようになります。

喘息とは何か、喘息の症状、喘息治療薬の正しい使い方などの情報は、医師、看護師、薬剤師、その他のヘルスケア専門家によって提供され、個別の喘息アクションプランを含むことが理想的です。 また、学校やピアサポートグループを通じて喘息教育を提供する例もあります。 デジタル技術の普及に伴い、携帯電話やデジタルアプリケーションを喘息教育の支援に利用することもできます。

慢性呼吸器疾患に対するグローバル ・ アライアンス (GARD) は、WHO の提唱するネットワークで、LMICs を中心に慢性呼吸器疾患の世界的な負担軽減に取り組んでいます。

WHO と GARD メンバーによる喘息教育リソースは、WHO Knowledge Action Portal on NCDs のテーマ別コレクションに掲載されています。

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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