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結核に関する WHO 統合ガイドライン : 「モジュール 6 : 結核と併存疾患」

結核の併存疾患や危険因子への対処は、世界保健機関 (WHO) の結核終息戦略(End TB Strategy)の重要な要素です。

結核と主な併存疾患に対処するための介入に関する世界的なガイダンスはさまざまな出版物に掲載されていますが、その取り込みにはばらつきがあります。

WHO は結核に関するガイドラインを統合しました。

『モジュール 6 : 結核と併存疾患』は、結核と主な併存疾患に関する最新の WHO 勧告を要約したものです。

この初版は、HIV に関連した結核への介入に焦点を当て、「結核と HIV の共同活動に関する WHO の方針 : 国家プログラムおよびその他の利害関係者のためのガイドライン」を更新したものです。

HIV 感染者は、HIV に感染していない人に比べ、結核を発症する可能性が 12 ~ 16 倍高く、結核治療のアウトカムが悪く、結核治療中の死亡率が 3 倍高くなります。結核のスクリーニング、診断、治療、予防が進歩したにもかかわらず、結核は依然として世界の HIV 感染者の死亡原因の 第 1 位 です。

この統合ガイドラインは、保健省、特に結核プログラム、結核の併存疾患や健康に関連する危険因子を担当する関連部署やプログラム、メンタルヘルスや肺の健康に取り組むプログラム、技術機関や資金提供機関を含む実施パートナー、市民社会、影響を受ける地域社会の代表者、臨床医や公衆衛生専門家に従事する人々の使用を目的としています。  

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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