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アジア太平洋諸国が薬剤耐性に警鐘を鳴らし、取り組むことを表明

世界保健総会の傍らで日本が主導して行われたイベントで、世界保健機関 (WHO) の南東アジアおよび西太平洋地域の国や地域の保健指導者たちは、薬剤耐性 (AMR) により効果的に取り組むため、アジア太平洋地域におけるヒトの健康分野における AMR に関する共同ポジションペーパーを承認し、相互に協力することを約束しました。 この文書は 9月にニューヨークで開催される薬剤耐性に関する国連ハイレベル会合に提出される予定です。

薬剤耐性 (AMR) は、世界全体、そして世界人口の約半数が居住するWHO南東アジア ・ 西太平洋地域の国や地域にとって、健康と開発に対する脅威となっていて、2019年には、この 2 つの地域で AMR による世界の死因の半分以上を占めていると推定されています。

ヒト、動物、植物における抗菌薬 (特に抗生物質) の誤用や乱用や、清潔な水、衛生設備、衛生状態 (WASH) の欠如や、不十分な感染予防 ・ 管理が、医療施設や地域社会での治療に耐性を持つ微生物の蔓延を増大させ、一般的な感染症の治療が困難になり、手術や化学療法などの医療行為や治療がより危険性を増し、人間の健康に対する直接的な脅威だけでなく、世界経済や国家経済も脅かしています。

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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