世界保健機関 (WHO) のアジア太平洋地域には、48 の多様な国や地域に約40億人が暮らしています。 この地域は、風土病や新興感染症、抗菌薬耐性、異常気象、地震、火山活動、食品安全事象、技術的ハザードなど、さまざまなハザードによって引き起こされる公衆衛生上の緊急事態を頻繁に経験しています。
アジア太平洋健康安全保障行動枠組み (2023年に加盟国によって承認) は、過去 20 年にわたる公衆衛生緊急事態への対応におけるアジア太平洋地域の経験に基づく枠組みで、「集団行動を通じて公衆衛生緊急事態に備え、回復力を備え、グローバル ・ ヘルス ・ セキュリティに貢献するアジア太平洋地域」というビジョンを目指しています。
これはマルチハザードの公衆衛生緊急事態の予防、準備、準備態勢、対応を支援するために、保健衛生部門と非保健衛生部門が関与するよう設計されており、その結果、サブナショナル、国、地域レベルの保健セキュリティシステムの回復力を強化することが可能となります。 この枠組みは、相互に関連し、多部門にまたがる 6 つの領域からなる健康安全保障システムを特定したもので、包括的な健康安全保障システムに必要な要素を概念化し、計画するための戦略を提供します。
領域は以下の通り。
- 主導と調整
- 計画と準備
- 評価と対応
- 準備と回復力
- 支援と実行
- 監視、評価、改善