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エムポックス (サル痘 : Mpox) を国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態と宣言 (WHO)

WHO のテドロス局長は、Mpox がコンゴ民主共和国 (DRC) およびアフリカの多くの国々で急増しているのを受け、国際保健規則 (2005) (IHR) に基づく『国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態 : PHEIC : public health emergency of international concern』を宣言しました。

この緊急事態宣言は2022年 7月に出されて以来、2 度目となります。

コンゴ民主共和国では 10 年以上前から Mpox が報告されており、今年に入ってからの報告数はすでに昨年を上回り、症例数は 15,600 件以上、死者数は 537 人となっており、昨年には主に性的ネットワークを通じて広がっていると思われる新型ウイルス、クレード 1b が出現、急速に拡大しています。 この 1 ヶ月の間に、コンゴ民主共和国に隣接し、これまで Mpox が報告されていなかった 4 カ国 (ブルンジ、ケニア、ルワンダ、ウガンダ) で 100 件を超えるクレード 1b の検査確定症例が報告されました。 この変異株が近隣諸国で検出されたことは特に懸念とされ、 PHEIC 宣言の主な理由の一つとなっています。 専門家は、臨床的に適合する症例の大部分が検査されていないため、本当の症例数はもっと多いとみています。

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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