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障害者の健康における公平性 : 行動のためのガイド : 要約

WHO から2022年12月に発表された「障害者の健康公平性に関するグローバルレポート」では、障害者が引き続き健康上の不公平を経験していることが示されており、世界人口の 16 % (約 13 億人) が重度の障害を抱えており、非感染性疾患の増加、寿命の伸長、機能障害を伴う高齢化により、その割合は増加傾向にあると推定しています。

障害者は、より早く死亡する可能性が高く、健康状態が悪く、機能制限が大きい傾向にあり、彼らが直面する健康格差は、回避可能な不当かつ不公平な状況の結果であり、その要因には、スティグマや差別などの構造的要因、貧困や教育不足などの社会的決定要因、喫煙、アルコールや薬物の使用、不健康な食生活などの疾病リスク要因、そして、健康システムのあらゆるレベルで直面する態度、制度、物理的な障壁などがあります。

『障害者の健康公平性:行動のためのガイド (行動のための障害者包摂ガイド) 』は、保健システムのガバナンス、計画、モニタリングに障害者包摂を統合するプロセスについて、保健省に実践的な指針を提供し、グローバルレポートに記載されている行動や提言を実施する際に、保健省やパートナーにとって基礎的なリソースとなり、持続可能な開発目標 (SDGs) 、障害者の権利に関する条約、世界保健総会決議 74.8 に概説されているように、加盟国が「誰ひとり取り残さない」という公約を達成し、すべての人々が達成可能な最高水準の健康を実現できるように支援します。

このクイックガイドでは、障害者対応ガイドの行動プロセスを実施する際に必要となる主要な概念、方法論、および実施手順の概要を説明していますが、詳細なガイダンス、実践例、ツール、リソースへのリンクを含む完全なツールキットは、障害者対応ガイドの行動ウェブサイトから入手できます。

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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