5月15日のウェビナーにおいて、世界保健機関 (WHO) は、知識移転 (KT : Knowledge Translation) とエビデンスに基づく政策立案 (EIP : Evidence-informed Policy-making) に関するグローバル研究アジェンダを発表しました。
このアジェンダは、WHO が主導するKT および EIP の分野における研究優先事項を特定および定義し、これらの分野に関する包括的な研究を確立するための取り組みのためのもので、研究の利用に関する研究の専門家および WHO の全地域からの利害関係者による協議プロセスを通じて策定されています。
イベントでは、熱帯病研究訓練特別計画 (TDR : The Special Programme for Research and Training in Tropical Diseases) が、グローバル研究アジェンダに沿った研究提案の募集を発表し、これに採択されたプロジェクトには、2025年から段階的に資金が提供され、2027年 1月までに完了する予定です。
WHO は、すべての利害関係者に、国および地域の研究アジェンダをグローバル研究アジェンダと整合させ、セクター間の連携を促進するよう奨励しています。 この整合は、健康研究の効率と関連性を高め、重複や研究の無駄を削減することを目的としています。