WHO の最高意思決定機関であるこの総会は、「One World for Health」をテーマに 5月 19日から開催され、27日に閉幕しました。
加盟各国は、健康のあらゆる分野にわたる約 75 の項目およびサブ項目を検討し、活発な議論を行い、すべての人の健康を改善するための重要な決議を採択しました。
《重要なハイライト》
- 世界初のパンデミック協定を採択
- 「病原体へのアクセスと利益配分システム (PABS) 」に関する協議は来年の総会で行われる予定。
- 持続可能な資金調達に向けて、
- 加盟国分担金 (ACs) の 20 % 増額を承認
- 保健分野のリーダーたちは、WHO の今後 4 年間のグローバルヘルス戦略 (第 14 次 総合事業計画) のための資金調達キャンペーンである WHO 投資ラウンドに、少なくとも 2 億 1,000 万米ドルの拠出を誓約。
《主な決定事項および決議》
- グローバルな保健財政の緊急事態を強調する新たな決議を採択。
- 肺と腎臓の健康に関する初の決議を採択。
- 保健政策とその実施に関する科学に基づく規範と基準に関する新たな決議を採択。
- 2040年までに大気汚染の健康への影響を半減させるという新たな目標を採択。
- 社会的つながりを促進するための革新的な決議を採択。
- 鉛のない未来のための決議を採択。
- 希少疾患に関する決議を採択。
- 母乳代用品の WHO コードの規定を拡大することに合意。
- ギニア虫病の撲滅を加速するための決議を採択。