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安全な水と衛生システムを支援するための 54 件の病原体に関する背景文書を公開

安全でない水、不十分な衛生設備、不衛生な環境 (WASH : Water, Sanitation and Hygiene) により、何十億もの人々が毎日有害な病原体にさらされ続けています。 そして、毎年 140 万人以上の予防可能な死者が出ており、その影響は特に幼い子供たちに及んでいます。

6月20日、オランダで開催された世界水微生物学会において、WHO は、水系感染症に対する世界的な取り組みを強化するため、飲料水および衛生設備に関連する病原体に関する最新の科学情報をまとめた 54 件のWASH 関連病原体に関する新しい技術背景文書を発表しました。
新たに公開された技術パッケージ文書は、水、衛生設備、またはその両方を通じてリスクをもたらす病原体の詳細な概要を示し、従来は水媒介性と考えられていなかったものの、飲料水を介した感染の可能性について疑問が生じている複数の病原体に関する文書も掲載しています。加えて、優先的な脅威に焦点を当て、意識を高め、背景文書で概説した証拠と行動の明確な伝達を支援するために作成された、水および衛生に関連する病原体トップ 10 のリストも掲載されています。適切に管理された衛生および飲料水システムは、このトップ 10 を含む WASH 関連の病原体を効果的に制御します。コレラ、ロタウイルス、腸チフス、A 型肝炎など、これらの病気の一部にはワクチンがありますが、そのほとんどは、次のような長期的な WASH への投資によってのみ予防可能です。

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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