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RS ウイルス感染症 (RSV) から乳児を保護する予防接種 : WHO

世界保健機関 (WHO) は、世界中で小児の急性下気道感染症の主な原因である RS ウイルス感染症から乳児を保護するための予防接種製品に関する初のポジションペーパーを発表しました。
RSV は、毎年世界中で 5 歳未満の子供約 10 万人死亡し、360 万人以上が入院していて、これらの死亡の約半数は、6 ヶ月未満の乳児で発生しています。 そして、乳児 RSV 死亡のほとんど (97 %) は、酸素や水分補給などの支援医療へのアクセスが限られている低 ・ 中所得国で発生しています。

WHO は、乳児における重篤な RSV 感染症の世界的な負担に対応するため、各国の既存の医療制度における実施の実現可能性、費用対効果、および予想される接種率に応じて、すべての国に母親用ワクチン「RSVpreF」またはモノクローナル抗体「ニルセビマブ」のいずれかの導入を推奨していますが、この 2 つの製品は、2024 年 9月に、予防接種戦略専門家諮問委員会 (SAGE) により、世界的な導入が推奨されています。さらに、母親用ワクチンは 2025 年 3月に WHO の事前認証を取得し、国連機関による購入が可能になっています。

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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