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ブルンジ、トラコーマを撲滅

世界保健機関 (WHO) は、ブルンジが公衆衛生上の問題であるトラコーマを根絶したと認定しました。 トラコーマは、ブルンジで根絶された最初の顧みられない熱帯病 (NTD) でもあり、ブルンジは WHO アフリカ地域でこの目標を達成した 8 番目の国となります。

トラコーマは、32 カ国で依然として公衆衛生上の問題となっており、この病気に対する対策が必要な地域には推定 1 億 300 万人もの人々が住んでいます。 トラコーマは、主にアフリカ、中南米、アジア、西太平洋、中東の最も貧しく、最も農村部の地域で発生しています。 アフリカ地域はトラコーマの影響を特に受けやすく、2024年 4月時点でリスク地域に居住する人は 9,300 万人おり、これは世界のトラコーマ患者の 90 % を占めています。 過去数年間でトラコーマ対策において著しい進展がみられ、アフリカ地域でトラコーマの抗生物質治療を必要とする人の数は、2014年の 1 億 8,900 万人から2024年 4月時点で 9,300 万人へと 9600 万人減少しました。

ブルンジのトラコーマ撲滅プログラムは、CBM Christoffel Blindenmission、END Fund、Geneva Global、WHO から技術的および財政的支援を受けています。 また、グローバルヘルス ・ タスクフォースの国際トラコーマ ・ イニシアチブは、アジスロマイシン (ジスロマック) を寄贈しました。

WHO は、トラコーマがかつて流行していた地域を監視し、この疾患の再発がないことを確認するため、同国の保健当局への支援を継続しています。

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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