紛争、気候変動、政情不安、自然災害などにより、世界で 3 億人以上の人々が人道支援を必要としており、メンタルヘルス支援に対する需要はかつてないほど高まっています。
この緊急のニーズに対応するため、WHO はパートナーと協力し、メンタルヘルスと心理社会的支援 PSS (Psychosocial Support : サイコソーシャルサポート) のミニマム ･ サービス ･ パッケージ (MSP : Minimum Service Package) を開発しました。
MSP は、世界中の緊急事態において、どのようなメンタルヘルスおよび心理社会的支援活動を行うべきかについて、利用者に情報を提供するもので、さまざまなセクターの関係者が、どのようなメンタルヘルスや PSS を提供すべきかを知るのに役立ち、ベストプラクティスと現場で実証されたツールに基づき、不可欠なメンタルヘルスおよび心理社会的支援サービスを提供するための段階的なガイダンスを提供します。
MSP は、WHO とユニセフが主導し、国連難民高等弁務官事務所 UNHCR、国連人口基金 UNFPA、および人道支援パートナーの広範な連合とともに、省庁間協力によって開発されました。 このプロジェクトは、オランダ外務省および欧州市民保護 ･ 人道援助総局の寛大な支援により実現したものです。
