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鉛への曝露を終わらせるため、今すぐ行動を

鉛は塗料、電池、化粧品、さらには香辛料など、数多くの日常的な材料に含まれており、空気、水、土壌を汚染するため、世界中の地域社会で持続的な曝露が生じています。
鉛曝露は、数百万人の子どもと大人に影響を及ぼし世界で最も広範で深刻な問題ではありますが「予防可能な健康脅威の一つ」で、鉛には安全なレベルは存在せず、曝露を排除し将来の世代を守るための即時的な行動が必要です。
鉛曝露は現在も依然として深刻なグローバルヘルス脅威で、主に心血管疾患による年間約 150 万人の死亡に関連し、幼い子どもは成人よりはるかに多くの鉛を吸収するため、発育中の胎児にも害を及ぼし、知能指数 (IQ) の低下、学習困難、行動問題など、不可逆的な神経学的 ・ 行動的障害を引き起こします。

10月19日から25日にかけて開催される 第 13 回 国際鉛中毒予防週間 (ILPPW) を前に、世界保健機関 (WHO) とパートナー機関は明確な警告を発し、2025年のキャンペーンテーマは「No safe level : act now to end lead exposure (仮訳 ; 安全な鉛レベルは存在しません : 今すぐ行動し鉛曝露を終わらせましょう) 」としました。

WHO は、ガソリン中の鉛の禁止や、多くの国々による塗料中の鉛の規制努力など、規制に進展は見られますが、自主的な対策だけでは不十分であると強調しています。 鉛含有塗料の製造、輸入、販売、使用を包括的に禁止し、特に子どもたちの曝露を防ぐため、厳格な施行が求められます。

記事の詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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