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WHO と EU : サハラ以南のアフリカ地域におけるデジタル化された健康システムの推進に向けた協力を開始

世界保健機関 (WHO) と欧州連合 (EU) のパートナーシップは、パンデミックへの備えを強化し、すべての人々の health for all とウエルビーイングに向けた進展を加速させるため、サハラ以南アフリカ地域における保健システムのデジタル変革支援および WHO グローバルデジタルヘルス認証ネットワーク (GDHCN : Global Digital Health Certification Network) の更なる広範な導入を目的とした新たな合意を発表いたしました。

GDHCN は、各国が自国で承認されたデジタル健康証明書を国境を越えて安全かつ確実に検証できるグローバルシステムです。 本システムは、76 の国と地域を結ぶ国際旅行者向けのワクチン接種 ・ 検査 ・ 回復証明書の検証を可能にした欧州連合デジタル COVID 証明書 (EU DCC) を基盤としています。
GDHCN は、2023年に WHO へ移管されて以来、改訂された国際保健規則 (IHR) に沿って、国際予防接種証明書 (通称イエローカード) のデジタル化を支援する大きな可能性を示しており、それを最大限に活用することで、世界的なワクチン接種状況の追跡が強化され、不正行為が減少するとともに、国際的な保健要件が簡素化されることが期待されます。

新たな共同協定のもと、2025年から2028年にかけて 800 万ユーロの EU 助成金を含む支援を実施し、WHO と欧州連合は協力して、サハラ以南アフリカにおける保健システムのデジタル変革を推進する各国政府の取り組みを強化します。 また、WHO は、アフリカ疾病予防管理センター (Africa CDC) などの地域パートナーと連携し、技術的 ・ 政策的な専門知識を提供します。

記事の詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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