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2025年「世界子どもの日」メッセージ ; ” 私の日、私の権利 “

WHO、国籍やコミュニティ、状況にかかわらず、すべての子どもが健康、保護、命を救うケアを受ける権利を守るため、断固とした迅速な行動を求めています。
全ての子どもには、健康、保護、教育、命を救う医療を受ける権利、そして自らの声を届ける権利があります。 にもかかわらず、HIV、結核 (TB) 、肝炎、性感染症 (STI) など、予防可能な疾病により、今もなお何百万もの子どもや青少年が病に倒れ、命を落としています。 これらの疾病は、彼らから未来を奪い続けています。 2024年だけでも、推定 140 万人の子ども及び青少年 (0 ~ 14歳) が HIV と共に生活しており (0 ~ 19 歳では 240 万人) 、0 ~ 14 歳の子ども 12 万人が新たに HIV に感染し、約 120 万人の子どもおよび若年青年 (0 ~ 14 歳) が結核を発症、17 万人以上の子どもが死亡しました。 その大半は 5 歳未満でした。

性感染症 (STI) は、青少年にとって重大な脅威ですが、その認識は必ずしも十分ではなく、データは限られているものの、主要な STI は HIV と同様の行動、社会、構造的決定要因を共有しており、予防、検査、治療を統合的に行うアプローチの必要性が強調されています。
慢性 B 型肝炎は世界で 2 億 5400 万人に影響を及ぼしており、その 12 % が小児における感染で、これは主に母子感染や幼児期の曝露が原因です。 適切な予防と治療が行われない場合、肝炎は生涯にわたる肝疾患や癌を引き起こす可能性があります。
ワクチン接種により 5 歳未満の B 型肝炎有病率は 1 % 未満に低下しましたが、重大な課題が残っており、世界の新生児のうち、出生後 24 時間以内に重要な B 型肝炎出生時ワクチンを接種しているのはわずか 45 % です。

この子どもの日を機に、WHO は各国政府、地域社会、パートナーに対し、子どもと青少年を国家の保健課題の中心に据え、結核、HIV、肝炎、性感染症などの予防可能な病気から彼らを守るサービスの策定に若者が意義ある形で参加するよう呼びかけています。

記事の詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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