WHOとユニセフは、世界の新生児死亡率に関する進捗報告書2019を発表しました。
世界の新生児死亡率 (出生1000人あたりの新生児死亡数) は、1990年の37人から2018年には18人と半減しました。
とはいうものの、出生から1か月間の間が最も死亡の危険性が高いのです。新生児の死亡は5歳未満の乳幼児死亡率の47%を占め、2018年には250万人が死亡しています。毎日7000人の新生児が死亡していることになります。南アジアとサブサハラでは、妊娠後期における死産の率は先進国の10倍に上ります。
また、2017年には死産が200万人と推定されています。
新生児死亡と死産の98%は低中所得国で発生しています。
2030年までに毎年1億4000万人の出生が推定されますが、現状では2030年までに2600万人の新生児が死亡することになります。
高品質の医療システムや必須医薬品の確保など、多くの国で多くの具体的行動が必要です。