2020年10月27-29日に開催された超多剤耐性結核 (extensively drug-resistant tuberculosis:XDR-TB)に関する専門家会議の報告書が公開されました。
会議では、耐性菌の検査薬、治療薬の最近の進展を踏まえて超多剤耐性菌の定義を改訂する必要性について議論し、超薬剤耐性結核を新しく定義しました。
新しい定義は次の通りです。
超多剤耐性結核 : 多剤耐性 / リファンピシン耐性結核の定義を満たす、M.tuberculosisによって引き起こされる結核で、さらにすべてのフルオロキノロンに耐性でかつ少なくとも一つ以上のグループAの薬剤に耐性を示す結核。
なお多剤耐性結核の定義に変更はありません。
これらの定義は2021年１月1日から適用する必要があります。
