パンデミックから 2 年が経過した現在も、保健システムは必要不可欠な保健サービスを提供する上で大きな課題に直面しています。 WHOによる調査の第 3 ラウンドでは、調査対象国の 90 % 以上で継続的な混乱が報告されています。
調査対象国の半数以上において、多くの人々がプライマリーケアや地域社会の医療が受けられないなどの状態が続いています。 また、緊急医療においても大きな混乱が報告されており、特に緊急に医療を受ける必要がある人々への影響は懸念されるところです。 36 % の国が救急車サービス、32 % が 24 時間体制の救急病院サービス、 23 % が緊急手術に支障があると報告しています。
59 % の国で予定手術が中断しており、パンデミックの継続に伴い、健康や福祉に累積的な影響を与えています。 また、約半数の国でリハビリテーションや緩和ケアへの支障が報告されています。
医療サービスの回復を阻む主な障害としては、パンデミックによってさらに悪化した既存の医療システムの問題や、医療を受けようという意欲の減退が挙げられます。
