急速な人口の高齢化は、統合的で人を中心としたケアの提供を可能にするための、医療 ・ 社会ケアシステムの変革を求めています。
WHOはこの変革を支援するために、加盟国が統合ケアの提供に適応できるように支援することを目的として、高齢者のための統合ケア (ICOPE) アプローチと 3 段階の実施パイロットプログラムを開発しましたが、このパイロットプログラムの最初の「準備段階」の結果を詳述した報告書を発表しました。
この報告書は、ICOPEアプローチの実施の実現要因、障壁、強み、準備と適応に関する学習など、指定された加盟国全体での実施経験から得られた知見をまとめたものです。
ICOPEの実施が成功すれば、世界中の高齢者にとってより明るい未来が期待できます」と、母子 ・ 新生児 ・ 思春期保健 ・ 高齢化担当ディレクターのAnshu Banerjee博士は語っています。
(備考) 高齢者のための統合ケア (ICOPE : integrated care for older people) ; 高齢者の内在的能力の低下を管理するための地域レベルでの介入ガイドライン
(WHOのWebサイト (下記、日本語) より)
https://www.who.int/docs/default-source/ageing/who-alc-icope-brochure-jp.pdf?sfvrsn=561e01b7_2