WHOと世界銀行は共同で、2023年ユニバーサル ・ ヘルス ・ カバレッジ (UHC) グローバル ・ モニタリング ・ レポートを発表しました。
第 78 回 国連総会でのUHCに関するハイレベル会合に先立ち発表された本報告書は、世界人口の半数以上がいまだ必須保健サービスの対象となっていないという厳しい現実を明らかにしています。
そして、20 億人の人々が、必要なサービスや製品を自己負担する際、深刻な経済的困難に直面しています。 過去 20 年間で医療サービスの提供範囲を改善し、壊滅的な医療費の自己負担を削減した国は 3 分の 1 にも達していません。
さらに、約 45 億人が、必須の医療サービスを十分に受けられておらず、家計の 10 % を超えると定義される壊滅的な医療費の自己負担額は増え続け、世界人口の約 14 % に当たる 10 億人以上が、予算に比べてこのような多額の自己負担を経験しています。
UHC の目標を達成するには、公共部門の多額の投資と政府および開発パートナーによる行動の加速が不可欠です。
この報告書は、世界への警鐘として機能し、誰もが経済的困難に苦しむことなく、質が高く、手頃な価格でアクセスしやすい医療を確実に受けられるようにするために、UHCに優先順位を付けて投資する緊急の必要性を強調しています。