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溺水防止に関する初の報告書

世界保健機関 (WHO) は、溺水防止に関する初の報告書を発行しました。

この報告書では、2000年以降、世界の溺死率が 38 % 低下したことが明らかになっており、これはグローバルヘルスにおける大きな成果です。 しかし、溺死は依然として大きな公衆衛生上の問題であり、1 時間あたり 30 人以上が溺死していると推定され、2021年だけでも 30 万人が溺死していると指摘しています。 溺死のほぼ半数は 29 歳未満の人々に発生しており、4 分の 1 は 5 歳未満の子供たちです。 大人の監督のない子供たちは、特に溺死のリスクが高いのです。 また、世界レベルでは、溺死の 10 件中 9 件が低 ・ 中所得国で発生しています。

本報告書は、世界保健総会決議 76.18 (2023) を通じて加盟国が要請したことを受け作成されたもので、溺死防止には社会全体が連携した対応が必要であることが強調され、溺死防止に向けた世界レベルでの成果と課題をまとめ、進捗状況を追跡するためのベンチマークを提供しています。

詳細は以下のWHOのウエブサイトをご覧ください。

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