世界的なマラリア対策プログラムは2000年から2024年の間に推定 1400 万人の命を救いましたが、薬剤耐性の増大により長年の苦労で勝ち取った成果が損なわれる恐れがあることが WHO の新しい報告書で明らかになりました。
2024年には推定で前年度より約 900 万件多い 2 億 8200 万件の症例と 61 万人の死亡が発生し、感染者と死亡者全体のほぼ 3 分の 2 は、わずか 11 のアフリカ諸国で発生しています。
報告書が指摘している最も深刻な脅威の一つは、薬剤耐性の増加、特にマラリアの第一選択治療の柱であるアルテミシニンに対する耐性の増加です。
また、2024年のマラリア対策投資額は 39 億米ドルでしたが、これはグローバル技術戦略が設定した2025年資金目標 93 億米ドルの半分にも満たない額で、資金不足もマラリア対策における最大の脅威の一つとして指摘しています。
記事の詳細は下記のWHOのウエブサイトをご覧ください。
https://www.who.int/teams/global-malaria-programme/reports/world-malaria-report-2025
