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世界の平均寿命、16年間で5.5歳延びて72歳に (世界保健統計2019)

女性が医療にアクセスできれば、母親の死亡は減少し、平均寿命が延びます。多くの場合、男性は女性に比べて医療にかかることが少なくなっています。男性は予防かつ治療可能な非感染症の疾患及び交通事故で死ぬ確率が高くなっています。
WHOは年次報告書「世界保健統計」で、2000年からの16年間で世界の平均寿命が5.5歳延び、2016年生まれの子どもの平均余命は72年 (男性は69.8歳、女性は74.2歳) であると発表しました。
5歳未満の子どもの死亡率が大幅に減少したことや、HIV、AIDSの予防と治療が進展したことが平均寿命の延びに寄与したとしています。
一方、高所得国の平均寿命が80.8歳であるのに対してアフリカなどの低所得国は62.7歳であり、国の豊かさによる格差が明らかになったと指摘し、低所得国における基本的な医療へのアクセスの確保が課題としています。

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