2022年の最初の 2 カ月間に報告された世界の麻疹 (はしか) 患者数は、2021年の同時期に比べ 79 % 増加し、WHOとユニセフはワクチンで予防可能な疾病の深刻な流行が起こる状況に陥ったと警告しています。
麻疹は非常に感染力が強いため、ワクチン接種レベルが低下すると、患者がすぐに顕在化する傾向があります。 ほとんどの症例は、COVID-19、紛争、その他の危機により社会的 ･ 経済的困難に直面し、慢性的に医療システムのインフラが弱く、不安を抱えている環境で発生しています。
2022年 4月 1日現在、パンデミック以降に予定されていた 43 カ国の 57 に及ぶ「ワクチンで予防可能な疾病のキャンペーン」が依然として延期されており、2 億 300 万人 (そのほとんどが子ども) に影響を与えています。 このうち 19 件は「麻疹キャンペーン」であり、ワクチンを受けられなかったために 7300 万人の子どもが麻疹の危険にさらされています。
ユニセフとWHOは、Gaviワクチンアライアンスなどのパートナーとともに、ワクチン接種システム強化のための取り組みを支援しています。
