WHO西太平洋地域委員会 (WPRO) の最終日、代表団は、支援未到の人びとへの支援、子宮頸がんの予防と管理、地域のすべての人々の最高レベルのメンタルヘルスとウエルビーイングの促進を目指す枠組みを承認しました。
1 ) 急速な経済成長、技術革新、健康への取り組みにより、西太平洋地域は大きく変化しましたが、すべての人がその恩恵を平等に享受してきたわけではありません。
保健医療制度が行き届かない人々を放置している要因への対処や状況の変化を確実にするために「強い政治的コミットメントとリーダーシップを発揮する」こと等を呼びかけました。
2 ) 西太平洋地域では、2020年に推定 145,700 人の女性が子宮頸がんと診断され、74,900 人がこの大部分が予防可能で治る病気により死亡しています。
「HPVワクチンの接種を強化し、ワクチンをより安価で入手しやすくし、その提供を国の予防接種プログラムに統合する」等の戦略的枠組みを承認しました。
3 ) 西太平洋地域では、2 億人以上の人々がメンタルヘルスの問題を抱えていますが、現在のアプローチでは、あまりにも多くの人々、家族、コミュニティが必要なサービスやサポートを受けられずにいます。
承認された枠組みでは「加盟国、パートナー、ステークホルダーに対し、この地域のすべての人々のために最高レベルのメンタルヘルスを促進して、コミュニティのウエルビーイングを中心に据え、メンタルヘルスを日常生活の場面や旅路に埋め込むこと」などを呼びかけています。