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HIVウイルス抑制に関するWHOの新ガイダンス

WHOは、第 12 回 IAS (国際エイズ学会) HIV科学会議において、HIVに関する新たな科学的 ・ 規範的ガイダンスを発表しました。 この、新しいガイダンスとそれに付随するLancet誌のシステマティック ・ レビューは、HIVウイルス抑制とウイルスが検出されないレベルの維持が、個人の健康増進とHIV感染の阻止の両面で果たす役割について述べています。

例えば、抗レトロウイルス療法を継続的に使用することによりウイルス量が検出されないレベルに達しているHIV感染者は、性的パートナーにHIVを感染させることはなく、子供にHIVを垂直感染させるリスクも低く、また、HIVウイルス量が 1000 copies / ml 以下 (一般にウイルス量が抑制されているとも呼ばれる) の場合、HIVを感染させるリスクは無視できるほど低いか、ほぼゼロであることも示されています。

また、このガイダンスでは、“HIVとmpox”、“HIVとCOVID-19”に関する最新情報も提供し、将来のパンデミックからHIVとともに生きる人々を守るためにHIV検査と治療、そしてmpoxとCOVID-19の予防ワクチンへのアクセスを確保する必要性を強調しています。

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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