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呼吸器病原体疾患への備えをサポートする新しいインフォデミック管理ツール

呼吸器病原体に関するソーシャルリスニングのための新しい公衆衛生分類法が、インフォデミック管理に役立つ他のツールとともに発表されました。

(注) インフォデミック : 情報 (Information) とエピデミック (Epidemic) を組み合わせた造語で、SNSやネットなどを通じ、噂やデマなどを含めた真偽不明の情報が大量に拡散される現象のこと。

EARS (Early AI-Powered Social Listening Tool) プラットフォームは、パンデミック中の国民の懸念を理解するために 2020年12月に開始され、公衆衛生分類法を使用してソーシャル メディア、ニュース記事、ブログなどのオンライン ソースからのコンテンツを分類し、リアルタイムで表示します。 新型コロナウイルス感染症のパンデミック期間中、1 億件を超える投稿が分析され、インフォデミック管理者、保健当局、アナリストが公の場での会話、懸念、誤った情報を洞察し、対応策の情報提供に役立てることができました。

今回発表された「ソーシャルリスニングのための公衆衛生的分類法」は、アナリストが検索戦略に合わせて設定し、関心のある公衆衛生トピックに関連した人々の会話がどのように変化しているかがよりよく理解できるよう、構造として表示します。 ウイルス性 ・ 細菌性 ・ 真菌性の病原体を「原因、疾病、介入、治療、情報」という 5 つのトピックに分類し、WHOインフォデミック ・ マネジメント ・ チームが作成した、WHO EARSプラットフォーム上の新しい呼吸器病原体ポータルなどのツールにも追加されます。

新しい呼吸器病原体分類法は WHO EARS に統合され、30 か国、17 言語で試験運用が行われています。

詳細はWHOのウエブサイトをご覧ください。

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