WHOの予防接種、ワクチン、生物製剤担当局長 Kate O’Brien 氏は、次のようなメッセージを述べました。
- 先週、WHO執行理事会 (EB) は、予防接種アジェンダ 2030 (IA 2030) の目標、ハイレベルの優先事項、国 ・ 地域 ・ 世界レベルでの IA 2030 の実施状況をまとめた 第 2 回 進捗報告書のレビューを終了。 EBは、IA 2030 の目標達成に不可欠な継続的協力の必要性を強調。 加盟国は、予防接種への投資を拡大するための政治的意思の強化を求めた。
- 1月22日にカメルーンで開始されたマラリア ・ ワクチンのアフリカ全土への拡大が、まもなくさらに多くの国々で開始される
- コレラや麻疹といったワクチンで予防可能な疾病が、以前は十分に抑制されていた地域で再び発生し、ワクチンで予防可能な疾病の発生総数も増加傾向が続いている。
- 2023年にはエルニーニョ現象や気候変動により、ジカ熱、チクングニア熱、黄熱病などの他のアルボウイルスとともにデング熱が増加。
- 特に懸念されるのは、アフリカや東地中海地域など、紛争や脆弱性の影響を受けている地域で、ワクチンで予防可能な疾病が発生するリスクが高まっている。
- ポリオ撲滅に向けた大きな前進として、WHOは2023年12月に新規経口ポリオワクチン 2 型 (nOPV2) を正式に事前認定。
- WHOが拡大予防接種プログラム (EPI) を設立したのは、ちょうど 50 年前の1974年で、今年は、公衆衛生にとって重要な記念すべき年である。