Covid-19 ワクチン組成に関するWHO技術諮問グループ (TAG – CO – VAC) は、承認された Covid-19 ワクチンの性能に対する SARS-CoV-2 の進化の影響を評価するために定期的に会合し、2024年 4月15日の再招集では、SARS-CoV-2 の遺伝的および抗原的進化、SARS-CoV-2 感染および/または Covid-19 ワクチン接種に対する免疫応答、現在承認されている SARS-CoV-2 変種に対するワクチンの性能、Covid-19 ワクチン抗原組成の意味について検討しました。
キーポイントは以下の通りです。
- SARS-CoV-2 は、スパイクタンパク質の重要な遺伝的 ･ 抗原的進化に伴い、循環 ･ 進化を続けている。
- Covid-19 ワクチン抗原組成の更新の目的は、循環している SARS-CoV-2 亜種に対するワクチン誘発免疫応答を強化すること。
- このウイルスは JN.1 から進化し続けると予想されるため、TAG-CO-VAC は、Covid-19 ワクチンの将来の製剤において、抗原として一価の JN.1 系統を使用するよう助言。
- WHO の SAGE の方針に従い、ワクチン接種プログラムでは、既存の認定された Covid-19 ワクチンのいずれかを引き続き使用すべきであり、最新の組成のワクチンへのアクセスを見越してワクチン接種を延期すべきではない。
