日本WHO協会からのお知らせ

2022年5月

日本WHO協会は2022年 4月 7日に「世界保健デー2022」をオンライン開催しました。 2022年の「世界保健デー(World Health Day)」のテーマである「Our Planet, Our Health(わたしたちの地球、わたしたちの健康)」に関するパネル・ディスカッション。 山極壽一さん(総合地球環境学研究所・所長、京都大学前総長)、渡辺知保さん(長崎大学・学長特別補佐、国立環境研究所前理事長)という理想のおふたりにご登壇いただき、ぜいたくな議論を楽しませていただきました。 パネル・ディスカッションの動画や当日の貴重な発表資料がホームページにありますので、ぜひご覧ください。
https://japan-who.or.jp/about-us/notice/2204-16/

WHOは1948年4月7日に、すべての人々の健康を増進し保護するため互いに他の国々と協力する目的で設立されました。 その設立日を記念して、4月 7日が世界保健デーと定められ、世界中の国々で、健康や医療に関するセミナーや啓発キャンペーンが行われています。

私自身も、新型コロナウイルス感染症(Covid-19)パンデミック前の2018年 4月に、東ティモール共和国で開催された世界保健デー・イベントにおいて基調講演しました。 首都ディリにある大きな会議場に、国際機関や大使館、医師や看護師などの保健医療関係者、NGO関係者、医学生・看護学生など400名が参集しました。 会議場の外では、熱帯の陽射しにもかかわらず多くの国際機関やNGOが出展し、保健大臣はひとつひとつのブースを回り、若いスタッフに声をかけていました。 文字通り、国をあげて健康を啓発する場としての世界保健デーの存在がありました。

「世界保健デー2022」においては、15 名のアドバイザリー・グループの方々からご挨拶のメッセージをいただきました。 動画・写真・お言葉を一覧の形でまとめさせていただきました。 ご多忙のなか、心に残るメッセージをいただき、誠にありがとうございました。
https://www.japan-who.or.jp/wp-content/uploads/2022/04/220407-advisory-group-greetings.pdf

COVID-19の第1波・第2波で多くの命が失われたとき、世界各地では医療者に対して感謝のエールが寄せられていました。 一方、日本では残念なことに、医療者やその家族は感染の可能性があるという理由で、社会から忌避される存在になっていました。 病気に対する解説の情報はあふれているのですが、健康に対する平時からの対話があまりにも少なすぎたと大いに反省しています。 専門家や保健医療行政だけで固まらずに、社会全体で健康について議論し理解を高めていくために、世界保健デーはもっと有効に機能できるはずだと痛感しました。

「世界保健デー2022」では、「ウィズコロナ 世界と共に」の動画募集の優秀賞を受賞した5つの作品が上映されました。 「受賞作品のビデオはどれも凝ったもので、まったく違う視点から『コロナ禍を受けてどのように人々のつながりや健康を守っていくか』という問いを考察しており、やはり医療や健康というのは社会全体を巻き込んで取り組んで初めて成り立つものだと感じました。」といった海外からの感想もいただきました。

You-tubeを通して優秀賞作品をみることができますので、ご覧いただけると幸甚です。
https://www.japan-who.or.jp/wp-content/uploads/2022/04/result-211115-list.pdf

日本WHO協会が公益社団法人となってから、はじめて主催する「世界保健デー」でした。 WHOが世界保健デーのテーマを発表してから本番当日までわずか1カ月。 準備の時間も限られており、綱渡りのような準備状況でしたが、おかげさまで、無事に開催することができました。 協賛いただいた企業や個人の方々をはじめ、多くの皆さま方のご協力に厚く感謝申しあげます。
来年の2023年 4月 7日も、「世界保健デー」を開催する予定です。 将来は、当事者である住民や患者の方も巻き込んで、世界保健デーを国民的な大きな運動にしていきたいと考えています。

皆さま方からのご意見、あるいは今年の「世界保健デー2022」を視聴された方からの感想やご提言をお待ちしています。 今後もよろしくお願いします。

公益社団法人 日本WHO協会

理事長  中村安秀

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