8月末に横浜で「アフリカ開発会議(TICAD7)」が開催されました。
いまは、3年ごとに日本とアフリカで交互に開催され、アフリカ各国の首脳、国際機関、国際NGO、アフリカで活動する企業などが参加しています。日本では6年ぶりとなるTICAD7は、
2019年8月28日から30日までパシフィコ横浜で開催されました。
公益社団法人日本WHO協会とサラヤ株式会社が主催したTICAD7公式サイドイベント「UHC: アフリカの未来!:日本とアフリカの未来に対する対話と学び」は、8月28日に開催されました。
午前中の開会式で安倍首相が、アフリカへの民間投資の促進や人材育成の促進などアフリカ支援を強調しました。私たちのシンポジウムは、18時からという遅い時間にもかかわらず、60名近くの熱心な方々が集まり、熱い議論が行われました。
更家悠介さん(サラヤ株式会社代表取締役社長)、安田直史さん(近畿大学教授:元ユニセフ)、
小松法子さん(創価大学助教,元青年海外協力隊)、藤井千江美さん(NPO法人HANDS理事)にご登壇いただき、国際機関、企業、大学、NPOの立場から、コミュニティに根差した地道な予防活動の重要性について報告がありました。
その後、参加者の方々を交えて活発な質疑応答が行われました。横浜市の小学校教員の方から、「子どもたちは喜んで募金活動をしているが、実際に現場でどのような活動が行われているか、
よくわかって本当に良かった」といった趣旨の発言をいただきました。
今後も、日本WHO協会としてTICADのような場に積極的に参加し、国際保健医療協力の実際の姿を、市民に伝えていく大切さを改めて実感しました。
会場に足を運んでいただいたすべての方々に感謝を申しあげます。
今後とも、皆さま方のご指導ご鞭撻のほど、何とぞよろしくお願いします。
理事長 中村安秀