コンドーム

キーファクト(主要な事実)

  • コンドームは世界的なエイズのパンデミックに大きな影響を与えています。モデル シミュレーションでは、コンドームの使用増加により1990 年以降、推定 1 億 1,700 万人の新規 HIV 感染が回避されたことが示されています [1] 。
  • 2020年には、15 ~ 49 歳の成人のうち 3 億 7,400万 人が、梅毒、クラミジア、淋菌、トリコモナスという 4 つの治療可能な性感染症 (STIs) のいずれかに新たに感染しています。 これらの大部分は、コンドームを正しく使用することで予防できます。
  • 男性パートナーが 1 年間のあらゆる性行為において男性用コンドームを正しく使用している場合、女性の 98 % が予期せぬ妊娠から守られます。 女性用コンドームを使用した場合、95 % が予期せぬ妊娠を防ぐことができます。
  • 2022年 2月の WHO、HRP、およびパートナーによる調査では、性的快感を含むセックスについて肯定的な表現を使用する介入がコンドームの使用を増やすのに効果的であることが示されています。
  • コンドームの使用をサポートするために、偏見のない、人間中心の情報が提供されるべきです。
  • 特に親密な関係におけるジェンダーの不平等は、コンドーム使用の大きな障壁となっており、対処する必要があります。

[1] Stover J, Teng Y. The impact of condom use on the HIV epidemic. Gates Open Res. 2022 Feb 11;5:91. doi: 10.12688/gatesopenres.13278.2. PMCID: PMC8933340

ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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