B群溶血性連鎖球菌(GBS)
キーファクト(主要な事実)
- B 群連鎖球菌 (GBS : Group B Streptococcus) は一般的な細菌であり、通常は成人には無害ですが、乳児においては敗血症、肺炎、髄膜炎など、生命を脅かす感染症の原因となる可能性があります。
- 世界中で、GBS は毎年 50 万件以上の早産、約 15 万件の死産および乳児死亡を引き起こしています [1]。
- 多くの状況において、妊娠中の女性の約 10 ~ 30 % が、消化管または生殖器に B 群連鎖球菌 (GBS) を保有しています。 GBS を保有する未治療の母親から生まれた乳児のうち、40 ~ 75 % が感染し、約 12 % が早期発症型侵襲性 GBS 感染症を発症します [2] 。
- 妊娠中の GBS スクリーニング (ユニバーサル ・ スクリーニングまたはリスクに基づくスクリーニング) 、および分娩中の予防的抗生物質投与は、新生児の早発型 GBS 感染症のリスクを低減することができます。 しかし、抗生物質治療は死産、早産、または遅発型 GBS 感染症を予防するものではありません。
- 新生児を GBS から守るために妊娠中に投与するように設計されたワクチンが現在開発中です。
[1] Gonçalves BP, Procter SR, Paul P, Chandna J, Lewin A, Seedat F, et al. Group B streptococcus infection during pregnancy and infancy: estimates of regional and global burden. Lancet Glob Health. 2022;10(6):e807–19. doi:10.1016/S2214-109X (22)00093-6.
[2] Cagno CK, Pettit JM, Weiss BD. Prevention of perinatal Group B streptococcal disease: updated CDC guideline. Am Fam Physician. 2012;86(1):59–65. Prevention of Perinatal Group B Streptococcal Disease: Updated CDC Guideline | AAFP
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。







