C型肝炎
重要事項
- C型肝炎はC型肝炎ウイルスによる肝臓の炎症です。
- このウイルスは急性、慢性の肝炎を引き起こし、軽度のものから、肝硬変、肝がんを含む重篤で生涯に亘る重篤な状態までを含みます。
- C型肝炎ウイルスは血液由来のウイルスであり、大部分の感染は危険な注射、安全でない医療行為、スクリーニングを経ない輸血、薬物注射、出血を伴う性交渉など、血液に触れることで生じます。
- 世界的には 5800 万人が慢性のC型肝炎を患っており、毎年新規感染者は 150 万人と推定されています。 C型肝炎に感染している青年 ・ 児童は 320 万人と推定されています。
- WHOは、2019年に約 29 万人がC型肝炎で死亡しており、その大部分は肝硬変や肝細胞がん (原発性肝癌) によるものであると推定しています。
- 抗ウイルス薬はC型肝炎患者の 95 % 以上の治癒成績ですが、診断や治療できる人々は多くありません。
- C型肝炎に対する効果的な予防ワクチンは今のところありません。
本件ファクトシートについては厚生労働省検疫所ホームページでも全文の日本語訳が公開されていますので、ご参照下さい(改定前)。
厚生労働省検疫所ホームページ :C型肝炎について (ファクトシート)
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。