E型肝炎

キーファクト(主要な事実)

  • E 型肝炎は、E型肝炎ウイルス (HEV) ウイルスの感染によって引き起こされる肝臓の炎症です。
  • 2021年には HEV が原因で 3,450 人が死亡し、急性E型肝炎 (AHE) の症例は世界で推定 1,947 万件に上りました。 急性肝炎に関連する世界の障害調整生存年 (DALYs) の 5.4 % は HEV が原因でした [1] 。
  • このウイルスは、主に汚染された水を介して、糞口経路で感染します。
  • E型肝炎は世界中で見られますが、この疾患はサハラ以南のアフリカ、東アジア、南アジアで最も多く見られます。
  • E型肝炎ウイルス感染を予防するワクチンは、中国をはじめとする各国で認可されており、アウトブレイク対策として使用されています。

本件ファクトシートについては下記の厚生労働省検疫所ホームページでも全文の日本語訳が公開されていますので、ご参照下さい(改訂前)

厚生労働省検疫所ホームページ :E型肝炎について(ファクトシート)

[1] Institute for Health Metrics and Evaluation (IHME), Acute hepatitis E—Level 4 cause,

https://www.healthdata.org/research-analysis/diseases-injuries-risks/factsheets/2021-acute-hepatitis-e-level-4-disease

ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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