HIV/エイズ

重要事項

  • HIV は、これまで 3,200 万人以上の命を奪ってきた世界的な公衆衛生上の重大な問題であり続けています。しかし、日和見感染を含む効果的な HIV 予防、診断、治療およびケアの普及が進むにつれ、 HIV 感染は管理可能な慢性健康状態となり、 HIV と共存して長く健康的な生活を送ることが可能となっています。
  • 2018 年末の時点でエイズと共生する人々は約 3790 万人でした。
  • HIV 対策の国際的協調の努力の結果、 HIV 感染に対するサービスの普及率は着実に増加しています。 2018 年には、低・中所得国で HIV と共に生きる成人の 62% 、子どもの 54% が一生涯継続させる抗レトロウイルス療法 (ART) を受けていました。
  • HIV と共に生きる妊婦や授乳中の女性の大多数 (82%) は ART も受けており、これは彼らの健康を守るだけでなく、新生児への HIV 伝播を確実に防止します。
  • しかし、すべての人が HIV 検査、治療、ケアを受けることができるわけではありません。特に、小児の新規 HIV 感染を 40,000 人まで減少させるという 2018 年の Super Fast Track 目標は達成できませんでした。 2020 年に向けたグローバル目標は、迅速な対応がなされない限り、不首尾に終わる危険性があります。
  • HIV サービスの格差により、 2018 年には 77 万人が HIV 関連の原因で死亡し、 170 万人が新たに感染しました。
  • 2018 年には、主要な HIV 集団およびその性的パートナーから感染した個人が、初 めて新規 HIV感染者全体の半数以上 (推定 54%)を占めました。 東ヨーロッパ、中央アジア、中東および北アフリカ地域では、これらのグループが新規 HIV 感染の約 95% を占めていました。
  • ハブとなる集団には、ハブとなる集団には、MSM、注射による薬物使用者、刑務所やその他の閉鎖的状況にある人々、セックスワーカーとその客、トランスジェンダーの人々が含まれます。
  • さらに、生活環境を考慮すると、ある一定の人々は特に脆弱であり、アフリカ南部および東部の思春期の女子や若い女性、一部のコミュニティの先住民など、HIV感染のリスクが高まっている可能性があります。
  • HIVに対する脆弱性の増大は、法的・社会的要因と関連していることが多く、それがリスクを増大に対する脆弱性の増大させ、効果的で質の高い、手ごろなHIV予防・検査・治療サービスの普及を妨げる要因となっています。
  • HIV感染者の感染者の3分の2以上は、WHOアフリカ地域(2,570万人万人)に住んでいます。この地域の一般人に般人にHIVが蔓延している一方で、ハブとなる集団に新たな感染者が増加しています。
  • HIVは、検査のその日のうちに結果が得られる迅速診断検査によって診断することができます。これにより、診断や治療・ケアとの連携が大幅に容易になります。
  • HIV感染症の治療法はありません。しかし、有効な抗レトロウイルス薬(ARV)はウイルスを制御し、人への感染を防ぐのに役立ちます。
  • 2018年末には、HIV感染者の79%が自分の状態を知っていたと推定されています。HIVと共に生きる2330万人(または全感染者の62%)が抗レトロウイルス療法(ART)を受けており、53%ががHIVウイルスの抑制を達成しており、他者を感染させるリスクはなかったと推定されています。

     

本件ファクトシートについては厚生労働省検疫所ホームページでも全文の日本語訳が公開されていますので、ご参照下さい(改訂前)

厚生労働省検疫所ホームページ :HIV/AIDSについて (ファクトシート)

ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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