HTLV-1ウイルス

キーファクト(主要な事実)

  • ヒト T リンパ球向性ウイルス 1 型 (HTLV-1) は、ヒトに生涯にわたる慢性感染症を引き起こすレトロウイルスです。
  • HTLV-1 は主に、母乳による感染、性的接触、注射針の共用、安全でない輸血によって感染します。
  • 最も一般的な臨床症状には、全身性免疫抑制による感染症への罹患しやすさ、ブドウ膜炎、皮膚炎、肺炎、成人T細胞白血病、HTLV-1 関連脊髄症 (別名 : 全身痙性対麻痺) などがあります。
  • HTLV-1 感染者総数の現在の推定値は、2012年には 500 万人から 1000 万人とされています。
  • HTLV-1 は男性よりも女性に多く見られますが、その理由はよくわかっていません。
  • HTLV-1 には有効な治療法がないため、早期発見と予防に重点が置かれています。
ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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