乳幼児の食事
重要事項
- すべての幼児及び児童は、「児童の権利に関する条約」によって、良好な栄養への権利を有します。
- 子どもの死亡の 45 %は栄養不良によるものです。
- 2020年には、世界で5歳未満児 1 億 4,400 万人が発育不良(年齢に比べて身長が足りない)であり、同じく 4500 万人が低体重(身長に対してやせすぎ)であり、3890 万人が過体重または肥満であると推定されています。
- 生後 0 ~ 6カ月の乳児の約44%は母乳のみで育てられています。
- 栄養的に適切で安全な補助食品を食べている子どもはほとんどいません。多くの国では、生後6~23カ月の乳児の4分の1未満が、月齢に適した食事の種類と回数の基準を満たしていません。
- 0 ~ 23か月の全てのこどもが最適に母乳を与えることで、毎年 820,000 人以上の 5 歳未満の子どもの命を救うことができることになります。母乳による育児はIQの発達、学校の出席率を改善し、成人してからの収入にも影響します。[1]
- 母乳育児を通して子どもの発達を改善し、保健コストを削減することは、国家レベルだけでなく、全ての家族に経済的利益をもたらします。
[1] The Lancet Breastfeeding Series papers
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Breastfeeding in the 21st century: epidemiology, mechanisms, and lifelong effect.
Victora, Cesar G et al. The Lancet , Volume 387 , Issue 10017 , 475 – 490.
Why invest, and what it will take to improve breastfeeding practices?
Rollins, Nigel C et al. The Lancet , Volume 387 , Issue 10017 , 491 – 504
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。