不妊
キーファクト(主要な事実)
- 不妊は、何百万人もの人々に影響を与え、その家族や地域社会に影響を及ぼしています。推計によると、生殖年齢にある世界中の人々の約 6 人に 1 人が一生のうちに不妊症を経験するといわれています。
- 男性の生殖器系では、不妊症は精液の排出の問題、精子の量の不足や減少、精子の形 (形態) や動き (運動性) の異常などが最も一般的な原因となっています。
- 女性の生殖器系では、特に卵巣、子宮、卵管、内分泌系のさまざまな異常が不妊症の原因となることがあります。
- 不妊症は原発性のこともあれば、続発性のこともあります。 原発性不妊症とは、1 回も妊娠したことがない場合であり、続発性不妊症とは、過去に少なくとも 1 回の妊娠があった場合です。
- 不妊治療には、不妊症の予防、診断、治療が含まれます。 平等で公平な不妊治療はほとんどの国々、特に低 ・ 中所得国において課題となっています。 不妊治療は、国民全体を対象とした保健医療制度で優先されることはほとんどありません。
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文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。