不妊

重要事項

  • 不妊症は、12カ月以上に亘って定期的な避妊法を行わずに性交しても妊娠に至らないと定義される男性または女性の生殖器系の疾患です。[1]
  • 世界中で何百万人もの生殖可能な年齢の人々が不妊症であり、家族や地域社会に影響を及ぼしています。推定によれば、世界で4800万組のカップルとも、1億8600万人が不妊症になっています。[2,3,4]
  • 男性の生殖器系では、不妊症は精液の排出の問題[1]、精子の量の不足や減少、精子の形(形態)や動き(運動性)の異常などが最も一般的な原因となっています。
  • 女性の生殖器系では、特に卵巣、子宮、卵管、内分泌系のさまざまな異常が不妊症の原因となることがあります。
  • 不妊症は原発性のこともあれば、続発性のこともあります。原発性不妊症とは、1回も妊娠したことがない場合であり、二次性不妊症とは、過去に少なくとも1回の妊娠があった場合です。
  • 不妊治療には、不妊症の予防、診断、治療が含まれます。平等で公平な不妊治療はほとんどの国々、特に低・中所得国において課題となっています。不妊治療は、国民全体を対象とした保健医療制度で優先されることはほとんどありません。

[1] World Health Organization (WHO). International Classification of Diseases, 11th Revision (ICD-11) Geneva: WHO 2018.

[2] Mascarenhas MN, Flaxman SR, Boerma T, et al. National, regional, and global trends in infertility prevalence since 1990: a systematic analysis of 277 health surveys. PLoS Med 2012;9(12):e1001356. doi: 10.1371/journal.pmed.1001356 [published Online First: 2012/12/29]

[3] Boivin J, Bunting L, Collins JA, et al. International estimates of infertility prevalence and treatment-seeking: potential need and demand for infertility medical care. Human reproduction (Oxford, England) 2007;22(6):1506-12. doi: 10.1093/humrep/dem046 [published Online First: 2007/03/23]

[4] Rutstein SO, Shah IH. Infecundity infertility and childlessness in developing countries. Geneva: World Health Organization 2004.

ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

WHOインターンシップ支援
メールマガジン登録

刊行物(目で見るWHO)
賛助会員募集中