リステリア症

重要事項

  • リステリア症は、細菌のリステリア・モノサイトゲネス菌によって引き起こされる感染症である。
  • リステリア・モノサイトゲネス菌は自然界に広く分布している。土壌、水、植物や一部の動物の糞便の中に見出すことができ、食品を汚染することがある。
  • リスクの高い食品には、調理済惣菜の肉や即席の肉製品(調理や燻製された、あるいはまた発酵させた肉やソーセージのようなもの)、ソフトチーズ及び冷たい燻製魚類製品がある。
  • 妊婦、高齢者あるいはHIVエイズ、白血病、がん、腎臓移植やステロイド治療による免疫不全状態の人々など免疫機能が低下している人は、重篤なリステリア症の最大のリスクに面しており、リスクの高い食品を避けるべきである。
  • リステリア症は、重大な疾病ではあるが、予防可能で治療可能な疾病である。
ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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