マイコトキシン
重要事項
- マイコトキシンは、特定のカビ(真菌)によって産出される天然の毒素であり、食物中に見出されることがある。
- この種のカビは、穀物、ナッツ、香辛料、ドライフルーツ、リンゴやコーヒー豆などの様々な農産物や食料品の表面で、しばしば温かく湿った条件下で育つ。
- マイコトキシンは、様々な健康への悪影響を起こし、人間にも家畜にも重大な健康脅威となることがある。
- マイコトキシンの健康への悪影響は、急性中毒から免疫不全やがんのような長期にわたるものまで幅広い。
- WHOと国連食糧農業機関FAOとの共同の科学的専門家委員会(JECFAと呼ばれる)は、マイコトキシンを含む天然の毒素の健康リスクを評価する国際機関である。
- 特定の食物からのマイコトキシンの曝露を制限する国際基準と行動規範は、JECFAの評価に基づきコーデックス委員会によって設けられている。
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。