新生児:生存と福祉の改善
キーファクト(主要な事実)
- 1990年から2019年にかけて世界の新生児の死亡は500万人から240万人に減少しましたが、生後28日以内における死亡リスクは最も高くなっています。
- 新生児の死亡率の低下は 1-59 か月までの子供の死亡率の低下よりはるかに緩慢です。そのために 5 歳未満の死亡における新生児の死亡の割合は 1990 年の 40% から 47 %に上昇しました。
- 生後28日以内に子供が死亡するのは、出産時における貧弱なケアや生後直後のケアあるいはその後の数日間の処置が不十分なことによります。
- 早産、分娩時の合併症(出生時仮死や無呼吸など)、感染症および欠損などが新生児死亡原因の大部分を占めます。
- 専門助産師によるケア(MLCC)を継続的に受けている女性は、教育を受け、国際的な基準で管理されており、乳児を失うリスクは16%低く、早産のリスクは24%少なくなっています。
ⓒWorld Health Organization
文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。