看護と助産

重要事項

  • 世界では男女合わせて約 2700 万人が看護師、助産婦として働いています。 この数字は世界の保健医療分野で働く人々の 50 % を占めています。
  • 保健医療従事者は世界的に不足しており、特に、現在の保健医療従事者不足の 50 % 以上を占めるのが看護師と助産師です。
  • 需要の大きさからみて、東南アジアとアフリカで看護師と助産師の不足が最大となっています。
  • WHOは、健康と福祉に関する持続可能な開発目標3を全ての国が達成するために、2030年までに世界中でさらに 900 万人の看護師と助産師を必要とすると推定しています。
  • 看護師は、健康増進、疾病予防、プライマリケアおよびコミュニティケアの提供に極めて重要な役割を果たしています。 看護師は救急現場でケアを提供し、UHC達成の鍵となるでしょう。
  • すべての人々の健康を達成するためには、適切な訓練、教育、規律そして支援を受けた看護師と助産師の十分な人員が必要です。 看護師と助産師は従事する医療とケアの内容にふさわしい報酬を得、社会的に認知されるのです。
  • 看護師や助産師へ投資することはお金の価値を生かすことです。 国連の保健雇用 ・ 経済成長委員会の報告書では、保健 ・ 社会セクターにおける教育と雇用創出への投資は、健康の改善、世界の保健安全保障、包括的な経済成長という 3 分野における成果をもたらすと結論づけました。
  • 世界全体では、保健 ・ 社会福祉従事者の70%が女性であるのに対し、すべての雇用セクターでは 41 % です。 看護と助産の職業は、女性労働力の大きな割合を占めています。
ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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