年長の子供と若い青年期の死亡率(5~14歳)

キーファクト(主要な事実)

  • 2020年には、年長児と思春期の人びと( 5 ~ 14 歳) 869,000 人が死亡したと推定され、子ども 1,000 人当たり 7 人が死亡したことになります。 世界的にみて、死亡のリスクは 5 歳未満の小児よりも低くなっています。
  • 年長児( 5 ~ 9 歳)の死亡率は1990年以降、最も大きく低下したものの一つ( 60 % )であり、年間減少率は 3.1 % となりました。 思春期の人びと( 10 ~ 14 歳)の死亡率は、1,000 人あたり 10 人から 3 人に低下し、年間 1.9 % の低下率となりました。
  • 地域別にみると、サハラ以南のアフリカと東南アジアにおける 5 ~ 9 歳と 10 ~ 14 歳の子どもたちの死亡率が最も高くなっています。
  • 小児期の感染症は、5 ~ 14 歳では2000年以降減少していますが、傷害は減少していません。傷害(交通外傷や溺水を含みます)は、年長児や思春期にある人々の主要な死因です。 傷害は 5 ~ 14 歳の間で死亡および生涯にわたる障害の原因の上位にランクされています。
  • 小児や青少年のCOVID-19感染症は、成人に比べて病気の重症度が低く、死亡数も少なくなります。 5 ~ 14 歳の年長児および思春期の症例は、全世界の症例の約 8 % ( 9,172,397 例)を占めますが、死亡例は 0.1 % ( 1,444 例)となっています。
ⓒWorld Health Organization

文章は、日本WHO協会がWHOのメディアセンターより発信されているファクトシートのキーファクト部分について、2014年3月にWHO本部より付与された翻訳権に基づき作成したものです。ファクトシートには、訳出部分以外にも当該案件に関する基本的情報や詳細情報へのリンク先などが示されていますし、また最新事情に合わせて頻繁に見直しが行われますので、更新日時の確認を含めWHOホームページでの原文をご確認ください。

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